キスの格言

ある漫画を読んでいたら
かなり気になる言葉を見つけた。
あまりにも、その詩に惹きつけられた。
それが…これ。
『キスの格言』




Auf die Hande kust die Achtung,
Freundschaft auf die offne Stirn,
Auf die Wange Wohlgefallen,
Sel'ge Liebe auf den Mund;
Aufs geschlosne Aug' die Sehnsucht,
In die hohle Hand Verlangen,
Arm und Nacken die Begierde,
Ubrall sonst die Raserei.


Franz Grillparzer "Kus"(1819)



手なら尊敬
額なら友情
頬なら厚意
唇なら愛情
瞼なら憧れ
掌なら懇願
腕と首は欲望
それ以外は狂気の沙汰


フランツ・グリルパルツァー「接吻」(1819)




オーストリアの劇作家の言葉である。


これほどにキスのイメージが明確にされた詩ってないよな〜。
手というのは、甲の事だけど…
確かに、膝まづいて男性が女性の手の甲にキス…
っていうイメージがあるから、尊敬という表現はあってるかな。
額っていうのも…うん、友情はわかる。
っていうか、キスしてって頼んだとき
額にされる情景って、ちょっとした失恋風景か…
まだ、愛になりきれてない状態っぽい感じ。
頬の厚意…っていうのは、どうなんだろう。
頬にキスって一番ポピュラーな感じがする。
小さな子供が頬にキスするシーンは、
あまりにも可愛くて…
その時は、きっとごく自然に
「好きだよ♪」って気持ちなんだろうな。
厚意って言葉の意味をよく理解してないアタシが駄目なのか;
瞼の憧れ…ってどうなんでしょう?
あなたの目にアタシは映ってますか?
そういう意味なんだろうか…
正直、鼻の頭にキスってどうなんだろうな。
悪戯?w
一番ドキっとしたのは、次の言葉。
掌は懇願…。
手の甲にキスには、紳士的なというか
清楚なイメージがあるけれど…
その裏になると、
どうしてこんなにイメージが変わるんだろう。
掌にキスなんてされた事ないよwww
包まれたい。そういう心理なのかな…。
その下は、充分納得w
腕と首って跡がつく一番の場所だもんなー。
自分のシルシをつける事を
欲望の他になんというのか?w
その下はまた、凄いことを…w
でも、確かにその他は狂気の沙汰かもしれない…
だってね?そこまでいったら
止まらないでしょ?


指輪をする指に理由があるように
キスをする場所にも
その人の想いが自然に表される。
キスの意味は一つじゃないよね。
今まで
アタシの中で場所によるキスのイメージは
何となくの雰囲気で感じ取っていたけど…
こうも感覚的思考を説かれてしまうとは。
これにはやられた…w
でもやっぱり、どのキスも愛しいには変わりないね♪w
これを読んでる方は、どこのキスを求めてますか?


今日はひさびさ、
乙女に還ったASMAでしたw